あなたにはこの世界、どんな風に見えますか【この世界の片隅に】
いよいよこの感想を書く時が来た(特に理由は無い)。
「 こ の 世 界 の 片 隅 に 」
個人的に、 君の名は。と肩を並べる作品。
渋谷にあるユーロスペースにて。
さて、感想だけど、
素晴らしい映画だったよ。
戦時下が舞台なんだけど、「戦争映画」じゃないんだ。
主人公のすずさんと、その周りの人達の「日常映画」。
みんな普通に生活している。
小さな幸せを感じながら、いろいろ失敗をしながら生きている。
今の時代の僕らと同じ。
笑って、泣いて、凹んで、愛し合って。
その時代に、たまたま「戦争」があったというだけ。
段々とその存在感は大きくなっていくけどもね。
観る前は「昭和二十年」、「広島」という言葉から、
あぁ、「火垂るの墓」みたいな悲しくてかわいそうな話なのかなと勝手に思ってた。
でも、全く違ったんだ。
楽しく生きよう、という暖かい気持ちにさせてくれる映画だった。
笑えるシーンもいっぱいある。
すずさんがいろいろやらかす場面とかね。
それでほんわかした笑いというか、微笑ましい気分になるというか。
戦局が悪化していくと、
さすがにそういうシーンは少なくなっていく。
代わりに、すずさんや周りの人達が急に逞しく見えてくるんだよね。
どんな状況になっても生きていく。
前を向いて生きていく。
すずさんは、映画の中で「うちも強うなりたいよ」って言ってたけど、
もう十分強い女性になっていると思うんだ。
あとは、何と言ってもこの台詞でしょう。
「ありがとう、周作さん。この世界の片隅に、うちを見つけてくれて。もうはなれんで。ずっと一緒にいてください」←のわりにうろ覚え
素敵すぎるよね。こんなこと言われてぇ。
そしてこれは最初から最後まで言えることだけど、
のんちゃんの演技が素晴らしい。
完璧すずさんだったね。
入場特典のすずさんキャラメル!早起きして観に行ったよ!
あとサントラ買いました。
「たんぽぽ」を聞いているだけでスタッフロール時の感動が目に浮かんでくるよ。
結論!
傑作!!
見るべし!!!
終わり!!!!
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