「ただ君にもう一度会いたかった」【屍者の帝国】
屍者の帝国を観た。
原作未読です。
持ってなかったから買った。
ちなみにまだ虐殺器官の途中……
舞台は19世紀、屍者の蘇生術が普及している世界。
主人公ワトソンが、親友のフライデーを蘇らせるところから物語はスタートする。
そこからMというおっさんが表れて、協力を要請する。
物語のキーアイテムは「ヴィクターの手記」。
ワトソンは、この手記を解析し、屍者フライデーの意識を取り戻すことを考える。
※屍者は自分自身の意識が無い。ゾンビのような感じ。人が言っていることはなんとなくわかっているみたいだけども。
ワトソンは「ヴィクターの手記」を求め、様々な国を渡っていく。
改めて、メインキャラ。
・ワトソン(主人公)
・フライデー(主人公の親友。屍者)
・バーナビー(大英帝国陸軍)
・ハダリー(巨乳美人)
・M(大塚明夫)
・ザ・ワン(ヴィクター・フランケンシュタインが生み出した意識がある屍者)
・ニコライ(ロシア人。イケメン)
・カラマーゾフ(ロシア人。屍者関係の技術者)
感想はというと、そうだね……
わかりづらいなあ。。。
話の流れにうまく乗れなかった。
原作カットしまくってんだろうなあ、と思った。
調べたら、原作とはいろいろ設定が変わっているらしいね。
ついていけなかったシーンでパッと浮かぶのは、
( ゚д゚)<屍者爆弾がでてきたとき
( ゚д゚)<ハダリーが頭上から戦闘現場に乱入し火炎放射をぶっ放したとき
( ゚д゚)<ニコライがなんか実験台にされ、ついでにカラマーゾフも死んだとき
その後大日本帝国→アメリカ→そしてイギリスへと戻る。
ザ・ワンがラスボスかー。と思ったら
Mが「みんな馬鹿(屍者)にして世界を平和にしよう!」と言い出して
あ、ラスボスこっちだったのね、と思ったら
ザ・ワン「ハダリーの身体に嫁の魂を移すぞ!ついでに若い肉体に生まれ変わるぞ!」とか言い出すの。ちなみに、Mは眉間に刃が咲いてあっけなく死ぬ。
つまり、
ザ・ワンが大物(っぽい)じじいから変態じじいになった。
Mのほうがぶっとんでる悪者って感じでよかったな。
ちょっと最後のあのあたりごちゃごちゃしすぎてついていけないよォ~
この作品のメインキャラ唯一の女性。
とても逞しい。そしてエロい。
魂が欲しいと発言し、途中からワトソン達と行動を共にしている。
物語が終盤に差し掛かるころ、ある事実が判明する。
実は彼女は、機械人間なのだ。
(;´Д`)<何か突然サイボーグ(というかアンドロイドか)出てきたな……
と思ってしまった。
この瞬間、何か世界観がよくわからんくなった。
現実の同時代より技術は発達してそうだけど、パソコンはなかったよね?
こんな機械人間作れる技術あるんか。
何かできて何かできないのかよく分からん。
でも機械人間と判明してから、なんかあの見た目に納得した。
無駄に綺麗で、セクシーな気がしたんだよね。
この作品の雰囲気からちょっと浮いてるなあ、と。
作られた美しさと考えれば……まあ、納得は出来なくもない。
追記:
二回目見たら、伏線らしきセリフはいろいろあった。
コレラに罹患、感染に注意しないと→「私は平気なのです」
リッチモンド号から脱出する時のグラントの叫び「人形は夢を見ることはできぬのだ」とか。
最後、ワトソンは「ヴィクターの手記」に書かれていた技術を使い(ニコライ達と同じように、生きたまま)、手記を自分の中に封印して屍者化。
フライデーには意識が芽生え……たのか?
となって終わり。
……と思ったら、
エンドロールでフライデーがワトソンに向けて一喋り。
エンドロール終了後、ワトソンは「ホームズのワトソン君」、ハダリーは「アイリーン・アドラー」に。
フライデーには意識戻ってたけど、「ワトソンの親友のフライデー」とは別人なのかな?
正直、一回の鑑賞では展開についていくのが大変だった。
ちょっともう一回観るよ。
最後にいいところを数個挙げて終わります。
・作画きれい。
・バーナビー(ワトソンと一緒に行動する、大英帝国の軍人。いかつい)がすげー頼りになる。不死身。ザ・ワンの最初の反乱の時、バーナビーよく生き延びたな。ハダリーはともかく。
・ワトソンがフライデー(の意識)にもう一度会いたい、という一途な気持ち。
本記事タイトルのセリフがすごくよかった。
see you next entry!→