恩山、エテルノ滞在中。

スクスト、映画の感想時々その他を適当に書く自己満ブログだよ。

「俺がこの町を守りますよ」【ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章】

ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」が本日から公開された。

 

というわけで、観てきた!

これ、結構楽しみにしてました。

原作ファンというのもあるんだけどさ。

 

 

 

よかったよ!

実写化にチャレンジしたキャストとスタッフに拍手を送りたい。

ジョジョは原作からしてかなりクセのある作品だし、いろいろ大変な部分があっただろうな。

 

 

 

~以下、ネタバレ~

 

 

 

今回題材となったのは、「ジョジョの奇妙な冒険 第四部 ダイヤモンドは砕けない」。

ちなみに原作は現在、第八部にあたるジョジョリオンが連載中である。

 

東方仗助と仲間たちが、杜王町の奇妙な出来事に立ち向かっていく話だ。

去年アニメもやってたね。もちろん全部観ました。

 

 

 

ジョジョで最もクセのある要素といえば、キャラのビジュアルだろう。

登場キャラは「こいつ服どこで買ってんねん」と言いたくなるくらい独特なファッションセンスしてるやつらばかり。

さらに、ジョジョで最も重要な要素である「スタンド」

人型だったり、ミニチュアだったり、髪の毛だったりこちらもいろいろなデザインがなされている。

これらをどう違和感なく三次元に落とし込むか。

このビジュアル要素を疎かにするともうジョジョじゃないからね。

 

 

これについては、 キャスト・スタンドとも十分合格点であると感じた。

 

キャストで一番かっこよかったのは、承太郎の伊勢谷友介だなあ。

スタープラチナ・ザ・ワールド発動時のポーズめっちゃかっこよかったわ。

一瞬しか映らなかったけど(笑)

あ、でも中に来てたグレーのセーターみたいなやつ超絶ダサかった……

 

仗助の山崎賢人、康一の神木隆之介も割とハマってた。

 

虹村兄弟もクオリティは高かったが、なんとなくコスプレ感がぬぐえなかったかな。

特に億泰。

 

あ、そうそう、ラッシュも悪くなかったよ。

オラオラオラオラオラとドラララララ。

ただ、どうしてもアニメver.と比較してしまう……

 

 

 

スタンド描写は結構満足!

邦画にしては、CGのクオリティ高かったよ!

クレイジーダイヤモンド、スタープラチナ、ザ・ハンド、シアーハートアタック、アクアネックレス、バッドカンパニー、エコーズact1……

違和感なくスタンドの攻防を楽しめた。

 

ただ、クレイジーダイヤモンドとスタプラの動きが速すぎてよくわからない場面があったのは残念だった(笑)

スタープラチナ・ザ・ワールドもっと観たいなー。

 

 

 

 

……という感じでビジュアル面はとてもよかったが、シナリオ面は説明不足感が漂う。

 

 

やはり、原作ファン向けムービーということだろう。

三部は知っといたほうがいいかなあ。

ジョセフ・ジョースターとか名前だけさらっと出てくるし。

どんな大物かも描写されてないしね。

 

四部のスタンド使いは、基本的に矢を使って能力が発現しているんだが、なんで仗助は最初からスタンド能力持ってるの?ってなるかもしれない。

原作知らんと、ジョースター家の偉大な血統わからんだろうし。

 

 

仗助は最初もうちょっと情けない描写を入れてほしかった。

なんか最初から割と強気に見えちゃったんだよね。

仗助は「あのビジュアル→あれ、めっちゃ弱気じゃん→切れたらこえええしつええ!!!」がいいのにっ。

あとゴム手袋いつ飲んだのあれ。

 

仗助と康一は仲良くなっている感じがあまりしないし、山岸由花子がなぜ転校してきたばかりの康一にあそこまで肩入れするのか不明。

……あれ、漫画でもあまり描写されてなかったっけ?(笑)

 

虹村兄弟の父ちゃんの存在もあれじゃよくわからんよなあ。

 

 

いいなと思った描写は、じいちゃんが町の人になんとなく好かれていると思わせるシーン。

ごろつきがじいちゃんに言われて素直になるところ。

あれよかったねえ。

てか杜王町って結構治安悪いよな……(笑)

 

 

 

 

今回の第一章の内容は、「アンジェロ岩→vs虹村兄弟」だ。

結構原作に忠実だなあ~って思って観てたんだが、最後の展開にかなり大きな変更があった。

 

 

形兆を殺したのは、レッド・ホット・チリ・ペッパーではなく、シアーハートアタックだった。

 

岡田将生、爆死してしまいました。

「お前なんかもう弟じゃねえ」とかいっときながら弟庇う形兆兄貴かっこよすぎるぜ……

 

 

 

第二章は、早くも吉良吉影との対決が始まるのだろうか……

というかコレ、二部は製作されるのだろうか……

 

 

総合的に考えると、展開は尺の関係もあり「うーん」なところはあったが、ビジュアル面の再現に満足できたので、十分及第点の作品だと言える。

 

 

というかこれ、なんで「第一章」なんだ?

前後編じゃダメなのか。

いや、三章とかまでやるつもりなのか。

それとも、売れなかったら一章でそのまま完結できるようにか……

 

 

個人的にはぜひ続編やってもらいたいなあ。

 

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