打ち上げ花火、下から見るか？横から見るか？
「打ち上げ花火、下から見るか？横から見るか？」を観てきた。
まあまあ楽しめました。
ただ、評判があんまりよくないのもわかる気がする。
以下、ネタバレ
原作小説や、過去の映画は全く知らないので、あくまでアニメ版の感想になります。
タイムリープものの青春ムービーでござった。
ヒロインなずなが拾った不思議な玉を使って（投げて）、主人公典道が過去をやり直すという話。
……あれは過去でいいのだろうか。
別の世界、夢の世界に入っているということなのだろうか。
幻想的で抽象的な表現が多かった。
タイムリープ時の輝き、「if」の文字、電車内のコンサート、花火、海の上にある線路、二人しかいない世界……などなど。他にもいっぱい。
個人的にこの話は、「ひと夏の夢物語」というイメージ。
なんだろう……うまく説明できないけど、主人公とその周り……というよりあの玉の近くにいたみんなの共有夢遊みたいな。
主人公以外は認識できていないけども。
「好きな子のために頑張る」というのは何事にも勝る原動力だねえ。
なずなちゃん可愛かったなあ。
ただキャラデザが似ているということもあると思うんだけど、途中から戦場ヶ原さんにしか見えんかった（笑）
最後のオチも賛否分かれるかもしれないけど、個人的には好き。
典道は学校サボってどこかで黄昏ているんじゃないかなーみたいな妄想がはかどるはかどる。
なずなちゃんは結局転校しちゃったんだろうけど、あの後も二人はちょくちょく会っているのだろうな。
全体的な話はすごく単純だから、気軽に観れるね。
描写もきれいだった。
時々CGに違和感はあったが……
最後にキャラとキャストについて。
公開前のCM観たとき、「結構棒だな……」と思ってたんだけど、途中から慣れた。
菅田将暉は違和感を感じた部分があったけど、広瀬すずは普通にうまかった気がする。
宮野真守も出演しているのは事前に知ってたんだけど、声だけだと誰やってるかよくわからなかった。声優ってすげえ。
もっと恋のライバル的な立ち位置なのかなと思ってたら、完全にかませキャラだったなあ。
なずなのお母さんが松たか子だったのは少し驚いた。
このお母さんは自分の年齢によって見方が変わりそう。
何だかんだなずなちゃんのことは大事に思っているんだろうな。
ただ、浮気かけおち離婚はよくないと思います。
三浦先生のおっぱいでかい設定はいいですね（紳士）
ほとんど出番ないけど。
他のキャラは影薄いので割愛。
うむ、こんなものか。
僕自身「アニメ好き」だからかもしれないけど、そんなに酷評されるほどか？と思った。
それなりに楽しめたよ。
ただ表現についてはクセがあるので、賛否分かれるだろうね。
「物語シリーズ」で慣れててよかったよ（←同じシャフトが手掛けたアニメ）。
シャフト作品が好きな人、夏を感じたい人は観に行っていいと思うよ。
See you next entry！→
